──まずは自己紹介をお願いします。
コンサルティング事業部マネージャーの渡邉 基治(わたなべ もとはる)です。前職は通信系ソフトウェア会社で、26年間勤務していました。入社当初は開発部門に在籍していましたが、働くうちに自分が作ったプログラムをお客様が実際にどう使っているのかが知りたくなり、キャリアの後半はSEと営業の仕事を兼任していました。
──次なるキャリアにノースサンドを選んだ理由は何だったのでしょうか?
人を大切にするノースサンドのビジョンに共感したからです。採用面接の段階から、私のキャリアプランに真摯に向き合い「今までの経験とノウハウをぜひ活かしてほしい」と熱意を持って伝えてくださったことから、このビジョンを強く感じました。ひとりの人としてメンバーと向き合う姿勢に感銘を受け、それが入社の決め手となりました。
──実際に働いてみて、いかがですか?
年齢や役職関係なく社員が生き生きと目を輝かせて活躍する姿がとても印象的でした。たとえばオフィスで会議をしている様子を見ていると、若い社員が物怖じせず意見交換しているのをよく目にします。熱意あふれる社員に囲まれ、私ももっと頑張らなければと日々励まされています。
また、「助け合いの文化」にも驚かされました。私が行き詰まった時、アドバイスを求めると誰かが必ず提案やヒントをくれます。困っている仲間に手をさしのべる、助け合いの文化が根づいているのは素晴らしいことですよね。
──現在の仕事はどのようなものなのでしょうか?
金融系の会社でモダナイゼーションと呼ばれる業務システムの刷新を支援しています。ノースサンドからは現在10名のメンバーが参画しています。
──はじめこのチームは3名でスタートしたとか。現場を拡大するに至った決め手は何だったのでしょうか?
安定的なプロジェクト推進のための情報収集とお客様との密なコミュニケーションです。お客様との会話の中から情報を集め、それに合わせて必要な施策とともにメンバー増員を提案することで、プロジェクトを堅実に進めると同時に現場を拡大することができました。
また、常に広い視野を持ち、お客様と同じあるいはもっと高い視点で物事を考えることも大切です。それに気づいたきっかけはお客様の「もっとマネジメントレイヤーの課題について話したい」という一言。目先の課題だけでなく、上流の課題にも対応できる視野を持つことの大切さを痛感した経験です。
プロジェクトを堅実に進める。お客様の中の隠れた課題や、さらに上流の課題を吸い上げて提案する。これらの実現には、お客様に向き合い、本音を聞き出し、そのゴールを共に目指すことが欠かせません。現場を拡大できたのはその結果だと感じています。
──実際にそれを実現するのは難しそうです。
お客様との対話を大切にすることが重要です。お客様の本音を聞き出すには、仕事中だけでなくランチや懇親会などでのちょっとした会話も大切にすることです。本音は、リラックスした時に不意にこぼれるもの。その時に話していただく課題や要望は、心の中でしっかりとメモを取っています。
──チームをまとめるために大切にしていることを教えてください。
お客様と同じく、メンバーとの対話を大切にしています。ひとりひとりのモチベーションや
スキル、キャリアプランなど、1on1や雑談でこまめにヒアリングするよう心がけています。メンバーの変化をいち早く察知し、問題を抱えていたら早急に対処する。幸い前向きなメンバーたちに恵まれているので、対話をすれば多くの問題は解決することができます。
また、メンバーのスキルやキャリアプランを考慮した「適材適所」を心がけています。チームはメンバーの活躍があってこそ成り立つもので、マネージャーである私の役割は後方支援。メンバーひとりひとりがモチベーションを高く保ち、気持ちよく働ける状態であることが私の喜びです。
──これからの目標を教えてください。
私がこれまでに培ってきた経験を後進育成に役立てることです。目下の目標は、この経験とノウハウを言語化して共有すること。担当する現場のメンバーだけではなく、ゆくゆくはノースサンド全体の若手メンバーの育成に寄与し、会社に貢献したいと考えています。
──プライベートの目標はありますか?
3人の子どもたちの子育てです。視野の広い人になってほしいと願いながら、日々子育てに奮闘しています。子育ては会社での後進育成に少し似たところがあるように感じます。子どもたちに、私がこれまでの人生で得た社会経験を対話を通して伝えていきたいです。
コンサルタントも子育ても、正解がないことをやっていくのは大変ですが、解決できない課題はないはずです。これまでの経験を信じ、メンバーや家族と共に目標に向かって進んでいきたいと思います。