──ノースサンドが三社目の武内さん。これまでのキャリアを教えてください。
新卒で入社した会社でSIerとして働いていました。楽しく働いていましたが、SIerだとどうしても下流工程のテスト管理などに時間を費やすことが多くなります。もっとお客様に寄り添いたい。だったらコンサルタントになろうと思い、転職を決意しました。その時、四三歳でした。
──思い切った決断ですね。
そうですね。四三歳は社会人として折り返し地点。ここでチャレンジしてみようと一念発起しました。二社目で念願のコンサルタントになれたのですが、働いてみると同僚同士が競争し合うような現場でした。でも私はチームで共同作業をしながら働きたい。競争ではなく、共創したい。新たな職場を探していたところ、ノースサンドと出会いここだ! ピンと来ました。
──働いてみてどうですか?
全員で助け合って仕事をするのがノースサンドの組織カラー。一言で表すと、『人間力』で組織を運営しています。そんな職場環境は私にとって非常に働きやすいですね。
──武内さんはチームを率いるリーダーとしても、活躍されています。どのようなチームでしょうか?
チームと聞くと、ノースサンドのメンバーだけが所属するチームと思われているかもしれませんが、私が担当しているお客様は、コンサルタントも仲間だという意識を持っている方々です。だから企業の垣根を越えてみんなで、〝ワンチーム〟を目指す、結束力のある集団が、我々のチームです。
──チーム運営に大切なことは?
メンバーのために何をしてあげられるか、困っていることは何か、を考えることが大切。チームビルディングをする上で、思いやりと想像力は必要不可欠な要素ですね。
──8Rulesの3つ目「想像力と思いやりを持つ」を実践されていますね。
ありがとうございます。いつも想像力と思いやりを持ってコミュニケーションを取ることが大切だと思っています。お客様とコミュニケーションを取る時、先方はこんなことを求めているのでは?と想像しますよね。でもコミュニケーションを取っていくうちに現実とのギャップが生まれる。そのギャップを埋めてさらに次はこういうふうにやったらいいんだろうな、と想像する。違ったらまたギャップを埋めていく・・・。これを繰り返し、ギャップを無くしていくことを心がけています。
──どういった行動が思いやりのこもった仕事なんでしょうか?
お客様のために何ができるかを考えて動くことが大切です。例えばAさんとBさんがいて、Aさんはこういう部分に興味があるはずだからここを中心としたドキュメントを作成する。一方、Bさんが注目しているポイントはここだからここにフォーカスを当てて伝える。このように相手が喜ぶことを考えて行動するようにしています。そして、そこにやりがいを感じます。思いやりのある行動を重ねていくことで、お客様に共感してもらえたり、打ち合わせがスムーズに進んだりと、達成感も生まれてきます。
──チャレンジしたいことはありますか?
チームのみんなで『幸せナンバーワン』を目指していきたいです。この仕事は大変でしんどい場面が多々あります。でもどんなにしんどくても『やってきて良かった、幸せだな』とみんなに思ってもらいたいです。
──幸せって、つまり何でしょうか?
うーん、人それぞれ考え方があるのでひと言で表すのは難しいですね。チームの定例会では、みんなで一緒に成長でき、みんながチームのことを考えて一歩を踏み出せること、などが出ていました。
──チームで働くことを重視している理由はなんですか?
1人でできることには限界があると思っています。10人のメンバーがいた場合、メンバーそれぞれが私にはないスキルを持っている。そのスキルを掛け合わせると、10人分の仕事ではなくて、プラスアルファの仕事ができるようになるからです。そしてみんなの力が合わさって良い方向に進んでいく。これって素敵だし、絶対幸せだと思っています。