──まずは自己紹介をお願いします。
ノースサンドの関西支社で、コンサルティング事業部のシニアコンサルタントをしている岩﨑るみ子です。ノースサンドに入社するまでに経験した会社は9社ほど。現在は中学生になる子供の母親でもあります。
──これまではどんなキャリアを歩まれてきたのでしょうか。
ファーストキャリアは大学在学中に始めたアナウンサーの仕事です。その仕事先で声を掛けていただき入社したIT系企業で、法人営業として働いたのが次のキャリアでした。その後は子育てとの両立のため、10年間商社で事務職に従事。この10年間は、私にとってはフラストレーションを感じる辛い時期でもありました。その後、子育てがひと段落したタイミングで転職。システム会社の品質管理の仕事に就き、その専門家としてキャリアを築いてきました。
──そこからノースサンドに入社した理由を教えてください。
ノースサンドを知ったのはエージェントの方の紹介がきっかけでした。始めは自分にコンサルタントが勤まるか不安でしたが、8Rulesの中の「論理*感情で人を動かす」が私の考えとぴったり同じだったことに驚きました。これまでの仕事で、ロジックで導くベストプラクティスと、感情に寄り添った答えが異なることがあることを何度も経験してきたので、それをビジョンとして掲げているノースサンドは面白い会社に違いないと確信したのです。また、前職では社内のコンサルタントとして解決できる範囲の制限にもどかしさを感じていたので、クライアントワークならば幅広い課題解決ができるのではないかと考え、転職を決意しました。
──現在の仕事はどのようなものなのでしょうか?
京都にある大規模な製造会社の情報システム部門で、社内情報システムの刷新を支援しています。初めてノースサンドとお取引いただくお客様である上、現場へのアサインは私一人という難易度の高い案件です。
──そこでどのような仕事をされていますか?
お客様の頭の中にある新たな社内システムの構想を要件に落とし込むのが現在の仕事です。毎日対話を重ねながら、「こうだったらいいな」というイメージを具体的な要件や機能にブレイクダウンしていきます。また、社内システムは投資ですから、どのような効果が回収できるのかの説明を社内から求められます。そのため、社内システムの費用対効果や評価の基準を策定するご支援をしています。
──お客様から信頼を得るために意識していることはありますか?
多角的に物事を見ることです。例えば、出てきたアイディアに対し、あえて「こういう見方もありますよね」と他の案も出して常に色々な見方をすることを心がけています。
印象深いのは、現場に入って間もない頃お客様に意見を求められた時のことです。目的と照らし合わせ、考えうる案をいくつかの視点でお話ししたら「さすがコンサルタントですね」と言っていただけました。もともと持っていた多角的な視点が強みになること、受け身ではなく積極的な提案でお客様の仕事を成功に導くのがコンサルタントの仕事なのだとわかった瞬間でした。
それ以来、そのお客様と良きパートナーとして関係を築くことができています。いつも「本当にそうかな?」「こうは考えられない?」と疑問を持つ姿勢が実を結んだのだと思います。
──コンサルタントとして働く上で大切にしていることはありますか。
何よりもスピードです。考え込まずに、仮説に基づいてすぐに案を出し、フィードバックをいただく。その方が早く結果につながりますし、時間をかければ答えのハードルが上がるだけですから。もしも案が何も浮かばないのであれば、それは勉強不足だということ。私自身も、常に新しい資格やスキル習得を目指して勉強をしています。
──すごいですね。どんな勉強を?
現在は中小企業診断士とサービスマネージャーの資格取得に向けて勉強をしています。勉強は私にとって趣味のようなもので、育成ゲームのように楽しいもの。先週解けなかった問題が今週解けるようになると、自分がゲームの主人公として強くなっているようで、面白いんですよ。
──これからの目標を教えてください。
ここまでは自分の成長にフォーカスすることでキャリアを築いてきましたが、これからは少しずつ育成する立場にまわりたいと考えています。特に、勉強することの楽しさを若いメンバーに教えていきたいですね。現在は、Slackで同じ資格取得を目指すメンバーのグループを作り、一緒に資格の勉強を進めることでそれを伝え始めたところ。勉強の仕方ではなく、勉強するコツや姿勢を教えることで、若手メンバーのこれからの仕事の役に立てたら嬉しいです。