──自己紹介とノースサンドへ入社したきっかけを教えてください。
コンサルティング事業部のシニアマネージャー、岩上嵩弘です。前職ではSEとして銀行のシステム開発を担当。約8年間同じお客様とお仕事をさせていただきました。当時の環境も決して悪いものではありませんでしたが、変化のない状態が続き「このままで大丈夫なのか?」と漠然とした不安を感じるようになりました。キャリアアップへの気持ちの高まりも相まって、思い切って転職を決意。しかし、前職がネームバリューのある会社だったのでスカウトメールが多く届いたものの、どれも私自身ではなく私の肩書きを見ている内容ばかりだと感じていました。その中で唯一私の肩書きではなくやってきた仕事を見て「ぜひ一度、お話がしたいです」と連絡をくれたのがノースサンドでした。これが縁となり、現在に至ります。
──実際にノースサンドで働くようになって、いかがですか?
入社してからも、自分の仕事をしっかりと見た上で評価いただいている感覚があります。一緒に働く仲間たちは、仕事に対する向き合い方が似ていて、同じ方向を目指して仕事ができています。また、カジュアル面談のときに感じた優しさや人間力の高さを、共に働くようになってより強く実感します。成果を出して終わりではなく、「人」としての在り方を大事にする。そんな仲間たちと一緒に仕事ができるのは、貴重な経験であり、やりがいです。転職を決意してよかったと心から思います。
──現在はどのような案件を担当していますか?
大きく分けてふたつの仕事があります。ひとつはITコンサルタントとしてのお客様のSIerの支援です。保険会社のシステムリプレイスに関するプロジェクトのチームリーダーを務め、メンバーやお客様とコミュニケーションを取りながら業務を進めています。ふたつめは、お客様のSIerを支援している弊社メンバー50名のとりまとめです。
──お客様との関係性やチームの雰囲気はいかがですか?
仕事に厳しいお客様ですが、その分学びが多く、お褒めの言葉をいただいたときにはやりがいを感じます。一方で懇親の席では気さくに声をかけてくださり、時には終電の時間を越えて語り合うことも。共に働くパートナーとして良い関係性を築けているのではないでしょうか。
チームメンバーは、責任感をもって仕事に取り組む真面目な人が多いですね。僕のマネジメントのやり方は基本的に個々人の自主性に任せ、困ったときはすぐに助けるというもの。リーダーとしてスタンスを明確に示し、話しやすい雰囲気を作るよう心がけています。毎月必ず1on1で対話する機会を設け、「仕事で困っていることはないか」「今後のキャリアをどうするか」など、深い話をすることで関係を深めています。
──メンバーにはどんなアドバイスをしているのですか?
コンサルタントには、現場やプロジェクトが変わるたびに新たな挑戦が待ち構えています。最初から全てがうまくいくのは稀で、壁にぶち当たったり、失敗したりするのが当たり前です。大切なのは、そこで諦めないこと。途中でどれだけつまずいたとしても、最終的にやり切ってしまえば、お客様はそこに至るまでの過程を評価してくださいます。課題の解決に対し、最後まで諦めずに取り組む姿勢を見せることは、必ず次につながるのです。
そして、モチベーションを保つためには、「動機」が欠かせません。「なぜコンサルタントをやっているのか」「何のために仕事をするのか」という根源的な動機を持つ人は、逆境に負けない強さを持っています。メンバーたちには、自分が働く意味をしっかり考えることが大事だと伝えています。
──どんな瞬間に仕事が楽しいと感じますか?
自分の働きかけによって、プロジェクトチームやメンバーに何かしらの変化を起こせた瞬間です。最近では、若いメンバーたちと話をして、彼らに考え方を振り返るきっかけを与えられた時に面白さを感じます......と、言うと格好いいのですが、実はそう思えるようになったのは最近のこと。職位が変わるにつれ視座が上がり、見える世界が変化していったのです。シニアコンサルタント時代は個人としてのパフォーマンスを重視していましたが、マネージャーになってからはチームマネジメントに力点を置くようになりました。期待を込めてマネージャーに任命していただいたからには、働き方を変えなくてはならないとギアチェンジをしたのです。
社会人として働いてきたこれまでの自分を振り返ってみると、成長を実感したのは何かをがらりと変えた時でした。環境を変化させるのは不安であり、現状維持は楽、でも成長はない。「変える」ことが成長のきっかけになると考えています。
──今後、やりたいことを教えてください。
現在担当している50人規模の現場を100人に拡大させることです。一人では成し遂げられない困難な目標だからこそ、チームのみんなで取り組む面白さがあり、100人にもなれば新たな感動が待っているはずです。
けれど、現在の50人規模のチームをまとめるのは並大抵のことではなく、時には同じ方向を向けない人も出てきてしまうのも事実。そんなメンバーと目線を合わせ、目標を達成するには、みんなで気持ちを擦り合わせる機会が必要です。
そこで、現在月に一度行われるノースサンドの全社員集会に倣い、50人で想いを共有する場を設けています。こうして生まれたチーム文化を大切にしながらチームの強度を高め、みんなで現場拡大を目指していきたいと思います。