──現在、コンサルタントとしてどんな案件を担当していますか?
HR領域の案件を担当しています。ITサービスのシステム開発フォローをしており、PMO的な立ち位置で動いています。システムのグランドデザインを描く上流部分から、画面一つ一つを作るような細かな作業まで、なんでもしています。
──伊藤さんは8Rulesの2つ目「情熱がなければ意味がない」を体現する社員なのですが、なぜご自身が選ばれたと思いますか?
仕事そのものを楽しみ、のめり込んで働くので、周囲から情熱的だと思われているのかもしれません。でもなんでも良いわけではなく。やりたくない仕事はやりません(キッパリ)。
──では伊藤さんがやりたいこととは?
誰かの生活様式を変える『何か』を作る仕事がしたいです。しかもできるだけ多くの人の生活に変化を与えたい。例えばSuicaが広がる以前は、切符を買って電車に乗っていましたが、今はピッとタッチで完了。こんなふうに人の生活を変えるような『何か』を生み出したいです。
──ノースサンドで働く中で、印象的な出来事を教えてください。
まさに今の案件です。当初、お客様から渡された体制図の自分の肩書きはSEでした。(この案件では、SIerもアシスタントも基本的にSEという肩書き)参画して1カ月ほど経った頃、体制図の私の肩書きが『C』と書き直されていたんです。つまり『SE』ではなくて『C』、コンサルタントだと。
──なぜSEからCに?具体的にどんなことをしたんでしょうか?
チーム一人一人の役割を見直しました。全体を統括するマネージャーのもとで、各サービスごとにあるプロジェクト(以下PJ)を横断的に支援するのがノースサンドの役割です。当初、参画メンバーが機能的に動けておらず、10名いるのに9名分の働きしかできていない状態でした。そんな状況を改善すべく、メンバー一人一人にヒアリングし、各自がフルパワーを出せるよう体制を調整。ごちゃついたものを綺麗に整えたって感じです。これは本来は私の業務ではありませんでしたが、対応しました。
──なぜ業務の枠を超えたことをしたのでしょうか?
絶対に必要だと思ったからです。そして、それがコンサルタントの仕事だから。期待値を超えることがコンサルタントの仕事。お客さんの期待値を満たすことは百点で、百点の仕事って、コンサルタントの世界では(SABC評価だと)A判定です。ではS判定の仕事には何が必要かというと、期待値を超えること。期待値を超えることでもう二十点をもらえるんです。コンサルタントなら、百二十点を取らないとダメ!
──コンサルタントという仕事へのこだわりを感じました。各メンバーの役割を見直したことで、チームはどう改善されましたか?
何かが劇的に変わったわけではないですが、課題を見える化できたので、各メンバーが課題を意識しながら行動できるようになったのでは、と思っています。
──仕事への情熱が無くなることはありますか?
ないです。というか、やる気がないから仕事をしないというのは間違っていると思っています。やる気がでるのを待っていたら、一生、仕事はできない。仕事ってやる気があろうがなかろうが、成果が全て。成果を出すためには手を動かし、進めるしかない。
──仕事をする上で情熱は必要でしょうか?
情熱があれば仕事が楽しくなると思います。イヤイヤ働いていたらつまらないですよね。情熱を持って働く方がパフォーマンスも上がりますし。
──では伊藤さんの情熱の源は?
先ほどお話しましたが、人の生活に影響を与えるような仕事をしたい、という想いです。社会に出るときに決意したこの想いは、今も変わらず自分を駆り立ててくれます。そして今、何十万人もの人が使うシステムに関与しているため、大きなやりがいと情熱を持って取り組めています。