──自己紹介とノースサンドに入社したきっかけを教えてください。
コンサルティング事業部のシニアマネージャー、石川浩靖です。前職ではSI系の会社でインフラ関連の案件を担当していました。ノースサンドに入社したきっかけは、信頼していた方からのお誘いです。仕事は、何をするかよりも誰と働くかを大事にしたい。そう意識しはじめた時期だったこともあり、「この人について行こう」とノースサンドへの入社を決めました。
──石川さんは社歴が長いほうだと聞きました。入社した当時のノースサンドはどんな雰囲気だったのでしょうか。
社歴は今年で満6年です。入社当時のノースサンドは社員数はまだ20名程度。そこから徐々に仲間が増え、会社が大きくなりましたが、「絆」を大切にする仲間意識は今も昔も変わりません。会社が成長していく様子を、自分自身も成長しながら最前列で見ていられたことが、ノースサンドへ入社して得た一番の喜びです。
──現在の仕事はどのようなものなのでしょうか?
お客様先の情報システム部門に常駐し、ITサービスの企画運営やプロジェクト管理の支援を行っています。私のチームは全員でこのお客様を担当しており、プロジェクト開始から5年が経ち、メンバー同士の関係も深まってチームらしさが出てきました。中でも特徴的なのは上下関係がなく仲が良いこと。お客様とも、真面目に仕事の話をする時もあれば楽しく雑談をする時もあり、共に働かせていただく仲間として良い関係を築いています。コロナ禍で機会は減りましたが、時にはお客様が主催する食事会にお誘いいただくこともあるんですよ。
──コンサルタントとしての転機を教えてください。
コンサルタントとしてだけではなく、人として変わったできごとがあります。以前の私は人に頼ることが苦手なソロプレイヤーでした。しかし、チームのリーダーになりチームとして結果を出さなければならなくなった時、その限界が訪れたのです。メンバーと連携が取れず、チームのコンディションは悪化。このままではチームが空中分解してしまうという危機的状況に陥り、初めて「自分が変わらなければ」と痛感しました。周りの人の価値観や意見を大事にしながらチームづくりをゼロからやり直していったのです。
今では基本的にメンバーの頑張りを尊重し仕事を任せ、私はサポート役に回っています。メンバーから助けを求められたら、まずは話を聞いてガス抜きを。そして、次のアクションを一緒に考える。チームを支えるリーダーとして、本当に困った時に真っ先に相談できる関係を意識しています。
──リーダーとしてではなく、ひとりのコンサルタントとして大切にしていることはなんでしょうか?
自分の軸を持つことです。特に、「何がお客様のためになるのか」を常に考えています。以前サービス企画に携わった時、管理する側と使う側のどちらにとっても便利なものにしようと、コンセプトづくりからお客様のためになる設計にこだわり抜いたことがありました。そのシステムは現在も稼働していて、自分の軸を貫き確かな成果を得た良い経験です。
──成果を出すために、どうやってモチベーションを上げていますか?
私はどちらかというとネガティブな人間なので、仕事が辛いと感じることも少なくありません。そんな時は、「目の前にあることだけは絶対にやりきろう」と心に決めています。たくさんの仕事の中でも、お客様から「これだけはお願い」と頼まれた優先順位の高いタスクから、とにかくやってみる。ひとつでも成し遂げることができれば、辛い気持ちが自信に変わり、モチベーションが上がります。
これまでの道のりを振り返ってみると、努力や行動の結果は後からついてくるものだと分かります。辛く苦しい時でも諦めずに、まずはひとつやりきる。必死で頑張る今の自分を否定せず、やりきった先の未来の自分を信じて、ひとつひとつに全力で取り組んでいきたいです。
──今後、やりたいことを教えてください。
私がメンバーからリーダーへ、リーダーからマネージャーへステップアップしたように、今のチームメンバーたちにも成長していってほしいです。リーダーが1人から2人、3人と増えていけば、会社の成長につながるはずです。みんなが成長できる環境づくりと、その経験が伝播していく組織づくりがノースサンドでの自分の使命だと考えます。そのために、できる手段はすべて使って今の私が持つ知識や経験を伝えていきたいです。そして、いつかは「めちゃくちゃ仕事ができるのに余裕がある」カッコいいコンサルタントになりたいですね。余裕たっぷりで、背中で語れる先輩になりたいです。